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RESTAURANT LAINE
DATA RESTAURANT LAINE
竣工 2022 / 古民家改修
所在地 神奈川県鎌倉市
構造 -
設計 TAADS
工務店 有限会社 癸生川工務店
施工面積 約50㎡
施主 フランス人+日本人ご夫婦
「鎌倉らしさを残した古民家改修によるレストラン兼用住宅」
昭和初期に建設され、約90年前より森の中でひっそりと佇んでいるとても素敵な洋館です。
リビング・キッチン・浴室の有った1Fを飲食店として改修しました。
内部の下地を解体すると、
歴史を感じる経年変化をした柱・梁が顔を出したため、
鎌倉らしさとして、既存躯体をうまく利用しながら意匠を起こしました。
玄関に入ってすぐ脇にある三角形の窓は、
既存の筋交いにより生み出された形状で、
それに合わせて天井を斜めに切ることにより、
この建物ならではの個性的な非対称の線を意識して描いています。
素材は、既存の床をそのまま生かすことから始まり、
それに合わせて躯体を塗装、
また、自然素材ならではの玄昌石を壁に貼ることにより、
本物ならではの重厚感が空間に落ち着きをもたらします。
ペンダントライトを吊るレールは、
無垢材を掘り込み上から吊ることにより、
角度の付いた斜めの線が飛び交う中、
唯一、直線的な軸として印象的に浮かび上がるように意識しています。
鎌倉で長年レストランをされてきたレネさん達の次の相棒として、
新旧が混在した歴史を感じられる空間となっています。
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石畳のアプローチ
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店舗ファサード
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玄関から見える店舗内部は、構造筋交いの形状に沿って三角形に計画
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既存壁をはがして柱を化粧とすることで、
歴史を感じられる躯体を通して、
店舗内部の空間をより広く認識できる間取り -
客席部入口より窓を見る
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天井は三角形の窓に合わせて斜めに切り取り、
半分躯体現し、半分は新規で仕上げることにより、
新旧一体感を高めている -
軸線として機能するまっすぐなライティングレールは、
無垢材を掘り込み設置し、天井から吊るすことで、
空中に浮いているように見せている -
壁を閉じず広がりを作った化粧柱・筋交い・梁
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客席全景
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客席からはオープンキッチンが望め、
ライブ感を味わえる -
オープンキッチン側全景
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客席とオープンキッチンの一体感
ここで盛り付けを行う -
オープンキッチン内部
盛り付け用ペンダントライトに歴史を感じる -
キッチンより客席を見る
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解体前
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解体後